〔011〕八甲田山 (1,585m)
2013年08月14日(当時64歳)

青森県青森市大字荒川


    標高差:398m
累積標高差:682m
日本百名山』 執念の4回目でリベンジ成功。 やっと晴れた山頂に立つことが出来た。
Road Map :酸ヶ湯温泉から北に車を走らせると八甲田ロープウェイ乗場がある。
Route Map:ロープウェイ山頂駅から田茂萢湿原を通り、毛無岱入口から大岳へ、下山は井戸岳、
            赤倉岳を周回する。
登り:1時間55分
下り:1時間57分
コースタイム:3時間52分
4回目にしてリベンジ達成
  今回の遠征でリベンジを終らせておかないと、又、青森まで来なくてはいけないとの思いもあり、リベンジ達成まで滞在したい思いだったが、
ついに大岳山頂から展望を得ることが出来た。 大岳は流石、日本百名山だけあるが、それより、井戸岳、赤倉岳の荒々しい山容にも感激出来た。
今日の温泉
  八甲田山リベンジに気を良くして、行き付けの ”長寿温”で2山分の汗を流す。 備え付けのシャンプー、ソープより持参のシャンプー、ソープの方が数段、泡立ちが良く、数段気持ちが良く洗えた。
早池峰山に移動する
  200km先の早池峰山に移動するのだが、今日は平日なのでSAで12時を廻るのを待つ必要がある。 出来るだけ早池峰山に近いSAで車中泊として、早朝に登山口に移動する。
ウィキぺディアより
  八甲田山は、青森市の南側にそびえる複数火山の総称で日本百名山の一つ。「八甲田山」と名がついた単独峰は存在せず、18の成層火山や溶岩円頂丘で構成される本州最北の火山群。 命名の由来について「新撰陸奥国志」によれば、八の(たくさんの) 甲(たて)状の峰と山上に多くの田代(湿原)があるからという。 現在の火山活動は穏やか。 周辺は世界でも有数の豪雪地帯
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当日の移動
  岩木山を手抜きで登頂後は大急ぎで、八甲田ロープウェイ乗り場に移動する。ロープウェイの
始発は9時であるが、9時40分のロープウェイに乗ることが出来た。 料金は往復|1,800であるが、今回はコースを変えたかったので、この料金は仕方ないか。 ロープウェイは満員で禄に写真を撮ることも出来なかった。
'13年度の東北の山遠征
井戸岳(1,550m)
赤倉岳(1,548m)
R・W麓駅の近くから見た ”北八甲田”の山々。
この天気を見る限りではリベンジが保障された感じであるが、山の天気は最後まで予断を許さない。
9時40分発のR・Wに乗る。
所要時間10分で高低差640mを稼いでくれる有難い存在だ。
乗員が一杯で巧く写真が撮れなかったが、下りのR・Wにも沢山の人が
乗っていた。 9時の始発に乗ったとして40分散策をしただけなのか?
山頂駅に着くと流石に涼しかった。
山頂駅で降りて ”田茂萢湿原”の散策道を緩やかに下って行く。 前方の三山を見てビビッた
あの2山を越えて ”大岳”に行くにはどれ程の体力が必要なのだろうか。
登り時には ”毛無岱”への迂回コースから ”大岳”に登りたいと考える様になった。
目的は ”大岳”へのリベンジだけなのだから・・・
八の字状になった散策道の南側の道には湿原がなかった。
北側の散策道には下山時に寄ってみることにする。
”赤倉岳”へは真っ直ぐに登山道が伸び、その山麓には
”毛無岱”への登山道が良く見えている。 見た目 ”毛無岱”の
道が楽チンそうに見えたのだが・・・
分岐から ”毛無岱”側に入ると、水平道から少しづつ下って行く様に
なる。 右手を見るとスタート地点の ”田茂萢岳”が見えたが、
山影になり、R・W山頂駅は見えなかった。
28分にて毛無岱、酸ヶ湯分岐に着く。
予定通りに ”毛無岱”に向う道に入るが、大きな誤算があった。
右手後を見ると山頂駅が見え出した。 既にこれだけの距離を
歩いているのだが、山登りどころか、下り一方だった。
下りが続き、標高をかなり損している感じとなり、
こちらの道に入ったのが失敗だった気がして来た。
1時間歩いても、大岳までは途方も無く遠くに見えた。
登りに転じると1時間丁度で ”大岳分岐”に着いた。
ここから先は過去2回、下山に使っているが、記憶は
何も残っていない。大岳山頂までは1.8kmの表示あり。
1時間35分にて井戸岳、大岳分岐の ”避難小屋”に着く。
”避難小屋”には下り組みだろうと思われるハイカーが休憩していた。
左手に ”井戸岳”を見ながら、ガレ場を登って行く。
”避難小屋”から ”大岳”に向けて登り、途中から振り返り ”井戸岳”を見る。
下山時には ”井戸岳”と ”赤倉岳”を越えて行くのか。 とても下山とは言えない行程だ。
過去2回、下りで通ったことがある道を初めて登りに使う。
1時間55分にて ”八甲田山”の最高峰である ”大岳”(1,585m)に着く。
執念”の4回目で、初めて山頂の展望を見ることが出来た。
心の中で、一人静かに ”バンザーイ三唱”をしておく。
1回目に登った時に、この天気、展望なら、これほど青森まで通う必要はなかったのに・・・
これでクリーンでない百名山の残りは二山となった。 運が良ければ年内で片付くが、
これは運次第で努力だけではどうしようもない。
この後、2山越えて山頂駅まで帰るのか、山歩きは一喜一憂ですな。
一昨日も登った登山道であるが ”鏡沼”がこんなに
近くにあるとは、これまでまったく判らなかった。
記念すべき山頂なので、ゆっくりしようと思ったが、
昼飯を持って来ていないので8分程休憩して下山に入る。
次に目指すのは対面の ”井戸岳”であるが、登りがきつそうに見えた。
4回目で初めて見る景観に何もかもが目新しく、キョロキョロしながらの歩きとなる。
この素晴らしい景観が今まではガスで見えなかった。
”井戸岳”への登り途中から下って来た ”大岳”を振り返り見る。
こうして見るとどっしりした山容であるが、
面白みのない山容でもある。
下山20分にて鞍部の分岐まで下りて ”井戸岳”へ登って行く。
”井戸岳”は大きな噴火口跡となっており、どこに真の山頂がある
のか判らない。 入山禁止の対面の岩峰が最高峰に見えるのだが。
東側に見える ”小岳”とピラミダルな”高田大岳”。
”赤倉岳”へは登り下りを繰り返すのではなく、水平道を歩くだけだった。
火口縁の登山道は雰囲気が良く気持ち良く歩けた。
”井戸岳”にこんな大きな火口跡があるのは知らなかった。
山容的には ”大岳”よりは面白い。
”井戸岳”に来るのは躊躇したが、荒々しい山容で来て良かったの
感想である。 見た目では写真に ”井戸岳”と表示した所が
最高峰に見えた。
牧場の様な牧歌的な道となり、予想とは逆の落チン歩きとなる。
休憩中の老夫婦。 R・W山頂駅から登り始めて、きついので
”大岳”まで行かずに ”井戸岳”で引き返したと言われていた。
下山56分にて ”赤倉岳”(1,548m)の標識に着くが
”井戸岳”と同様にここが最高地点とは思えなかった。
振り返ると亜高山帯の牧草地の様な風景が広がる。
”大岳”の手前には ”井戸岳”の大きな火口が口を開けている。
前方に火口壁の様なナイフリッジが見え出した。
小さな ”お宮”が見えている。
広場となっており ”お宮”が祭られていた。
火口壁に見えるが、これが火口跡としたら、相当大きいな火口跡なのだろう。
今日は ”八甲田山リベンジ”より ”井戸岳”、”赤倉岳”の景観に魅了された。
通ってきた3山を振り返り見る。
こんなに楽チンな登山道なら登り時に使えば良かった。
そろそろ下山が始まると思うが、山頂駅までは随分と遠い。
湿原の配置はここからでも良く判る。
”赤倉岳”の山頂標識から随分離れた所に、
この標識があったのでますます、最高峰が
判らなくなる。 山全体が ”赤倉岳”なら、
それはそれでも良いのだが。
更に火口壁と思われる崖があった。 登山道は際どい所に伸びていた。
下山1時間09分にて、真っ直ぐ伸びた下山路に入る。
湿原と山頂駅は遥か遠くに見えている。
”田茂萢湿原”
登り時には通おれなかった ”田茂萢湿原”を散策する。
お花は季節的に終っているのか、チラホラしか咲いていなかった。
毎度、御馴染みになってしまった ”長寿温泉”。
今日も地元のジジーが沢山入浴していた。
山頂表示があったが、この表示がある箇所が
山頂(最高峰)とは思えない。 立入り禁止でも
良いから真の山頂の箇所を知りたいものだ。
”田茂萢湿原”
”田茂萢湿原”
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はっこうださん
2023年10月2日改定